これを書くために著者が野球殿堂博物館の資料室にこもっていたという話を聞いたことがある。「売れないけど価値のある本」というカテゴリーがあるとすれば、間違いなくそれに当てはまるものだろうと。あ、いや、球団代表時代に小僧記者の心を随分とへし折ってくれたからって、決してディスってるわけではありません、念のため。
題材になっている1959年から1974年といえばまさに「巨人V9」で、そのことはある程度知っていても、「その時代」の方は知らないことばっかりだ、ということを知ることができただけでも大きい。プロアマの問題とか、テレビ放送の参入とか、いまでは考えられない当時のチーム・ゲーム運営とか。
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- 感想投稿日 : 2018年6月4日
- 読了日 : 2019年1月18日
- 本棚登録日 : 2018年1月21日
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