さんだらぼっち (文春文庫 う 11-5 髪結い伊三次捕物余話)

著者 :
  • 文藝春秋 (2005年2月10日発売)
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 一日仕事して、お文と差し向かいで飯を喰い、湯屋に行き、お文を抱いて眠りに就く。何んということもない毎日である。おおかたの江戸の人々の暮しでもある。これがつまりは倖せなのだ。宇江佐真理「さんだらぼっち」、髪結い伊三次捕物余話№4、2005.2発行。鬼の通る道、爪紅、さんだらぼっち、ほがらほがらと照る陽射し、時雨てよ の連作5話。伊三次とお文は、茅場町の裏店から佐内町の仕舞屋(一軒家)に。次は廻り髪結いから床を構えることができるか・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代物
感想投稿日 : 2022年10月18日
読了日 : 2022年10月18日
本棚登録日 : 2022年10月18日

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