ねむれ巴里 (中公文庫 か 18-9)

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年6月25日発売)
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感想 : 26
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これは鎮魂歌ですね。巴里の地に散った同胞たちへの。明日をも知れぬ生き死にの境界を彷徨いながら、どんな阿漕な仕事に手を染めようと、詩人の魂だけは安売りしない。這い上がれる当てもないどん底の中、無意識にもその聖域だけは守っていたように思えるのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 紀行
感想投稿日 : 2013年12月31日
読了日 : 2011年1月22日
本棚登録日 : 2013年12月31日

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