これは鎮魂歌ですね。巴里の地に散った同胞たちへの。明日をも知れぬ生き死にの境界を彷徨いながら、どんな阿漕な仕事に手を染めようと、詩人の魂だけは安売りしない。這い上がれる当てもないどん底の中、無意識にもその聖域だけは守っていたように思えるのです。
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カテゴリ:
紀行
- 感想投稿日 : 2013年12月31日
- 読了日 : 2011年1月22日
- 本棚登録日 : 2013年12月31日
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