薄靄のように漂うメランコリーが美しく静謐な情景と共に視覚にうったえかけてくるので、一篇の上質な映画を見終わったような感覚をもたらします。とても読みやすく、感覚器官への刺激だけですらすら読めてしまうので、ちょっと物足りなくはありますが、ノスタルジックな、切なき甘い陶酔に浸れます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
フランス文学
- 感想投稿日 : 2014年8月3日
- 読了日 : 2014年8月3日
- 本棚登録日 : 2014年8月3日
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