地球の裏のマヨネーズ (文春文庫 し 9-26)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年8月3日発売)
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本棚登録 : 116
感想 : 7
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引っ越しの段ボール、ほどかないままでいたものをほどいたら出てきた本。発売時に即購入し即読了した本だから、積読ではない。2006年当時のことを懐かしく思いながら読み直した。
旅に明け暮れている筆者であった。しかし、旅にいるときが最も安定しているように読めるのが不思議である。
時代を感じるところがところどころあるのがとてもよい。「四つ目の発光ダイオードを使ったスグレモノのヘッドランプ」という表現がよい。LEDなんて書かれるより発光ダイオードを使ったスグレモノの方が信頼感がありそうである。
旅の途中で現れる各国のお国事情も歳月が過ぎ変わったのが変わっていないのか。かの国など何も変わっていないようにも感じられる。国内の状況はそれでも変わっているように思う。そんなことを思いながら読み返すのはなかなか良いものだ。
挿絵も解説も沢野ひとし。これがまた、とても良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 随筆
感想投稿日 : 2020年7月14日
読了日 : 2020年7月14日
本棚登録日 : 2020年7月14日

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