十代から六十四歳までに亡くなった古今東西473人の臨終模様が描かれている。
偉大な業績を残しながら若くして亡くなっていたりするのを見ると、昔の人は随分と密度の濃い生き方をしてたのだなと感じさせられる。
又梅毒や結核、癌など当時の死に至る病を伺えることも興味深い。
何よりこの本を読むと死に対する恐怖が減じる。
死なない者はいない。そして殆どの者が苦しんで死んでいる。これはもう人類平等の儀礼なのだと思えて来て死を受容する気持ちが湧いて来るのだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人物・伝記
- 感想投稿日 : 2016年3月15日
- 読了日 : 2016年3月15日
- 本棚登録日 : 2016年3月15日
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