1996年から2006年の間、編集者の後藤繁雄が行った坂本龍一へのインタビューをまとめた一冊。インタビューの後半は今はなきNTT出版の思想誌「Intercommunication」で連載されており、学生時代に定期的に購読していた自身として、懐かしさを感じる部分も多々あった。
雑誌購読のときから印象に残っており、改めて再読しても同じ感覚を持ったのが、坂本龍一の提唱する「エコ&エロ」である。環境問題を考えようとしても、サヨク的なつまらないアプローチでは社会は動かない。特に自民党のエロ爺どもは。つまり、エコで社会を動かそうと思ったらエロが必要、という指摘は、15年経った今でも通用するのではないか。もちろんそれは「環境問題をセクシー」に、という小泉某のアプローチとは別である(彼は恐らくAVを見たことがないピュアピュアボーイなのだと思う、早いうちにAVを視聴されることを祈る)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2020年8月9日
- 読了日 : 2020年8月2日
- 本棚登録日 : 2020年8月5日
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