まだ温かい鍋を抱いておやすみ

著者 :
  • 祥伝社 (2020年5月14日発売)
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本棚登録 : 2028
感想 : 156
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彩瀬まるさんの新作は「思い出の食べ物」をテーマとした6つの短編集。登場キャラクターは心に傷を負っており、あの時食べた思い出の食べ物を通して自分の弱さを克服していく。個人的には、鳥が食べられない謎の美女・清水さんの話「ひと匙のはばたき」がメタファー要素もあり面白かった。「食」というのは生きていく上でも必要であり、人と食事をすることで忘れられない人間関係を構築したり、おいしいものを食べることで、時にはで救われることもあるのだなとつくづく感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 202005
感想投稿日 : 2020年5月24日
読了日 : 2020年5月24日
本棚登録日 : 2020年5月24日

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