「普通」の刑事碓氷が、異色の相棒と共に事件を解決するシリーズ第6弾。
今回は、『エチュード』で登場した美人心理調査官藤森紗英と再びタッグを組んで、同日同時刻に起きた七つの事件を追う。
この作品では、碓氷のぼやきというか、モノローグがやたら目についた。
刑事という仕事についてとか、また職場や同僚のことや、あるいは家族について。
内面描写を多用することで、「普通」だという碓氷の人となりを際立たせ、他のシリーズと区別化を図ろうとしているのだろうか。
碓氷の奥さんは、『隠蔽』シリーズの竜崎の妻と言動が似てきているけど、警官にとっても仕事をする男にとっても、妻の理想像か(笑)・・・
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2018年10月7日
- 読了日 : 2018年10月6日
- 本棚登録日 : 2018年10月7日
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