最前線: 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-21)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2007年8月1日発売)
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東京湾臨海署篇の3作目。
『暗殺予告』は、ハリウッドから来日するスターを安積たちが警護する話。スターには、暗殺予告が。ベイエリアの地理を活かした暗殺者の仕掛けたトリックを安積が見破る。
『被害者』は、犯罪被害者家族と少年法の問題を扱った社会派小説の趣。
『梅雨晴れ』は、公共マナーという現代的な問題を扱った話。
『射殺』は、ロサンゼルス警察の捜査官が殺し屋を追って日本に。アメリカと日本との捜査活動の違いを浮き彫りに。
『夕映え』は、助っ人に行った品川署の捜査本部で安積の新人時代の指導官と再会。二人で犯人を追い詰める。
いずれの作品も、安積と部下たちとの信頼関係が描かれていて、安心して読み進められる短編集。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察小説
感想投稿日 : 2022年4月14日
読了日 : 2022年4月13日
本棚登録日 : 2022年4月13日

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