風早が舞台の幻想的でたまらなく可愛らしいお話(о´∀`о)
村山早紀センセのお話は毎回毎回、なんとも暮らしたくなる素敵な空間が頭に思い浮かびます。
今回の本の修復師、ルリユールのお館もそんな感じ。
7匹の猫も、犬の次郎さんの描写も全部可愛い!
あと、おばあちゃんが素敵!
沖縄のユタだった設定のようで、不思議なことも怖いこともみんなおおらかに受け止めて、美味しいもので人をもてなすのが好きで、豪快で人情深いのが伝わってきます。
瑠璃やあかねがすごく良い子なのもよくて、何より奔放だけど職人なクラウディアが外見的にも魅力的!
この物語に出てくる女性は老いも若きもみなさん素敵です。
街が可愛らしくて、動物たちが愛らしくて、そして食べ物が美味しそう。
スパムサンドもフレンチトーストもレモンバターパスタも、食べたくなります(*´꒳`*)
終盤に向かうところでルリユールの正体がわかり、あれ、お別れの状態になるのかな?と思ったら続いたので、嬉しいハッピーエンドでした。
瑠璃にはぜひクラウディアの跡を継いでほしいし、大人になってルリユールとして一本立ちする瑠璃の物語も読んでみたいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月26日
- 読了日 : 2022年10月25日
- 本棚登録日 : 2022年10月25日
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