ヒカリのことを、知っているような気がした。似ている人は周りにまったくいないのに、知っている人の話をされているような感覚に、なった。
文集というのがいいなあと思う。作品集でも「ヒカリについて」とかでもなく『ヒカリ文集』。まろやかな感じ。
これほど捉え、とらわれるひとに、これから会うことがあるのだろうか。ヒカリを通してそれぞれが、自分の人生や劇団の他のメンバーのことを考え、観察しているのがおもしろい。わたしはこんなふうには、周りの人のことも自分のことも分かってなかったな、とこれまた自分を省みることにもなった。
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- 感想投稿日 : 2022年4月11日
- 読了日 : 2022年4月11日
- 本棚登録日 : 2022年4月11日
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