パンとスープとネコ日和シリーズ第五弾。前作ではしまちゃんのシオちゃんへの対応があまりにも塩対応過ぎて心配になりましたが、どうしてしまちゃんがシオちゃんにそんなに厳しくするのか理由が今回書いてあって、なるほど、これが割れ鍋に閉じ蓋という良い例なのか…!と納得するところがあって、それからはハラハラしないで2人を見守る気持ちになれました。アキコとどすこい兄弟のたいちゃんとろんちゃんの触れ合いの場面は描写が細かくてユーモアたっぷり。群ようこさんの猫への愛情とか観察力とかを改めて感じました。ものすごい事件や進展があるわけではないけれど、少しずつ周りも変わる中で、身近な人達との心の触れ合いを大切にして日々を「今日もお疲れさま」という気持ちで生きていく様子がとても暖かくて元気が出ました。
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- 感想投稿日 : 2020年7月9日
- 読了日 : 2020年7月9日
- 本棚登録日 : 2020年7月9日
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