6月のように暖かい3月、マザリングサンデー、メイドのお休みの日、ジェーンは7年越しの秘密の恋人と会う。この突然の逢瀬とそれに続く悲喜こもごもの出来事が彼女を生まれ変わらせる。この日に起こったこと、起こったかもしれないこと、もしくは起こらなかったはずのことなどが次々に浮かぶ。
前半の牧歌的な田舎の描写から後半は作家となって80、90歳となりインタビューに答える形で人生を振り返る。事実と想像のバランスについて語るところなど興味深い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年6月3日
- 読了日 : 2021年6月3日
- 本棚登録日 : 2021年6月2日
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