四月は君の嘘(11)<完> (講談社コミックス月刊マガジン)

著者 :
  • 講談社 (2015年5月15日発売)
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感想 : 101
5

泣いた。


自室で独りで読んだならばきっと号泣したことだろう。

音楽を漫画で表現するなんて・・・と半信半疑だった。
ましてやピアノ漫画だなんて。

「さよなら私のクラマー」
結構気に入ったサッカー漫画と同じ作者だから“まあちょっと眺めてみるか”と軽い気持ちで手に取ったら、2話くらいでガッツリと心臓を鷲掴みにされた。そして、一気読み。



「もしかして、ヒロイン死んじゃう系?」と悪い予感が過ったのは、2巻目だったか、3巻目だったか・・・

5巻目くらいからは、「きっとそうなんだろうな…」という感が否めなくなり・・・

7巻目を読み始める直前、実写映画版を観たことのある娘から「うん、死んじゃうよ」と最後通告を出されてしまった(苦笑)。


普段、映画でも連ドラでも、主人公やヒロインが死んでしまうと分かりきっている物語は絶対に観ない派なのだが、この作品に限っては、アンハッピーエンドだということを知ってもなお、読むのをやめられなかった。

演奏の描写が格好良すぎるから。
彼らのひたむきな青春が(哀しくも)輝き過ぎていたから。
準ヒロイン(?)の健気な想いが、応援せざるをえない位に愛おしかったから。

ラスト・・・アンハッピーエンドには変わらないけれど、清々しい読後感。

この作者、好きだわぁ。

途中で投げ出していた「クラマー」の続きも読まねば!

★5つ、9ポイント半。
2022.08.08

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画・アニメ
感想投稿日 : 2022年8月8日
読了日 : 2022年8月8日
本棚登録日 : 2022年8月8日

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