オシム 勝つ日本 (文春文庫 た 84-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年4月10日発売)
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感想 : 15
3

なるほど、確かにオシムだ。

ロングインタビューを文字に起こしただけ…ダラダラ…と、単行本版のレビューにどなたかも書いていたが、前半を読んでいる分には自分も同感だった。
似たような話が繰り返され(決して同じではないのだけれど)…本にするに当たってどうにかできないものかな?と…。
後半、日本サッカー界についての具体的な言葉が出てき始めたところからは引きこまれ、一気に最後まで。

オシムさんならではの視点での、厳しくも鋭く、かつ日本サッカーへの愛情の籠もった数々の言葉には心打たれた。


オシムが(ほぼ)全面的に認める唯一の日本人監督、西野氏…。
彼の契約を更新せずにリーグ最下位前後で低迷(2012年シーズン6節時点)するガンバ大阪の悲劇も、納得。

中村俊輔…、彼があと5年早くオシムと出会っていたなら…南アフリカで活躍する彼の姿を見られたかも知れない(笑)。残念。

★3つの7ポイント。
2012.04.20

【追記】
結局ガンバは17位で終戦。まさかのJ2降格・・・。

西野さんだったら・・・。  
 もしくは、
もう少し落ち着いた手順を踏んでの監督交代劇だったら・・・。

と思えてしまう。
2012.12.18.書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション(スポーツ)
感想投稿日 : 2012年4月20日
読了日 : 2012年4月20日
本棚登録日 : 2012年4月11日

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コメント 1件

だいすけさんのコメント
2012/09/29

hs19501112さん、オシムさんの本、「考えよ!」にコメントをしてくれてありがとうございましたm(- -)m

中田英さんのことは、ほんと振り返ってみればなんですけどね。ジーコさんとのコミュニケーションは取れていたと思うんですけどチーム内が…もちろん、みんな日本代表としての誇りは持っていたと思うんですけど。本田選手や長友選手みたいな勝気なメンタルを持った選手と一緒にプレイしてればもっと中田英さんの力も発揮されたのかなぁ思ってしまいました。

中村選手のことは本当に自分も同感です。ただ、2014年も日本代表にいてほしいんですけどねぇ…代表復帰してほしいです。

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