失敗でも最低でも、間違いだったと思いたくない
という感覚、とてもよく分かる。
相手のことが嫌いな訳でもないのに、わざと相手を傷つけるような物言い。
いいよね、人生のレールある人はという嫌味。
そのレールがあることで苦しんでいることを知っているのに言ってしまう。
それだけ、病んでいるとも言える。八つ当たりですっきりできるタイプでもなく、
自己嫌悪で余計落ち込むのだろう。
自分の年齢と比べるタイプ? という問いは、正直自分の中に
比べない人がいるという発想がなかったので驚いた。
よく比ては、自分は駄目だなぁと思うので。
それが不安だから比べるかと言ったら、そうではないのだが。
美由紀は社会の仕組みに対して鋭いから弱い、薫は鈍感だから強い
というコメントを見かけて、大きくうなずいた。
女は結婚だ出産だととかく年齢を気にせざるを得ず、
肉体年齢だけを考えているとまともに仕事もできないし
収入も増えないしというのは、本当にきついと思う。
美由紀が薫のことをなんの取り柄もないと言うのはちょっと酷いが
本当に薫のことを心配して先生にぶつかって、
意外と先生がちゃんと本気であることが分かったから引き下がったのだと思う。
シロちゃんから見たら薫は甘いかもしれないし
辛い片思いで八つ当たりみたいなことを
いいたくなってしまう気持ちもわからなくはない。
だが、それで「貸さない」と言い出すのはパワハラだと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2021年5月22日
- 読了日 : 2021年5月21日
- 本棚登録日 : 2021年5月14日
みんなの感想をみる