若い読者のための『種の起源』

制作 : レベッカ・ステフォフ 
  • あすなろ書房 (2019年5月23日発売)
4.00
  • (11)
  • (14)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 284
感想 : 14

本は脳を育てる:https://www.lib.hokudai.ac.jp/book/index_detail.php?SSID=5087
推薦者 : 鈴木 孝紀 所属 : 理学研究院

生物学を専門としようとする人以外でも、理系学生ならば一度は読んでみたい名著『種の起源』。実際に挑戦すると、かなり長くて文章も判り難いため、挫折する人が多いようです。ボリュームが圧縮されたこのコンパクト版では、どのようにして進化論が生まれたのかというダーウィンの思考過程を容易に理解することができるでしょう。
エピジェネティクスなどの最新の考え方もコラムで紹介されており、進化論の動向を感じることもできます。また、自宅でたくさんの鳩を飼育してデータを収集したり、ランプの下で羽ペンで執筆したり、という当時のダーウィンの姿を思い描いて読んでみるのも良いと思います。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年12月13日
本棚登録日 : 2021年1月7日

みんなの感想をみる

ツイートする