水とはなにか―ミクロに見たそのふるまい〈新装版〉 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2009年7月22日発売)
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感想 : 14
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少々難しかった(物理の話だしな(^^;))。

水といえば地球上でもっともありふれたものだけど、液体としては実は結構風変わりな存在らしい。

「水の沸点は他の同族の液体に比べて異常に高い」とか、「水は固体になると体積が増える数少ない液体」とか(体積が減る→密度が高くなって重くなる性質だとすると、ほどなく地球は凍り付いてしまうだろうという)、「水割りを作ると、もとの水+アルコールの量よりちょっと減る」とか・・・。

麻酔や凍死の原理も、水の分子構造や物理的な特性と関係があるという。

そんな変わり者だから、物理環境の中で際立った役割を果たすことができている、ということなんだろうだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2019年6月10日
読了日 : 2009年8月9日
本棚登録日 : 2009年8月9日

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