タイトルは「小さな木」のことである。
インディアン(本人談)の血を引く著者の子供時代、すなわち「Little Tree」という名で呼ばれていた頃の、学や財産はないけれども誇り高きチェロキーの祖父母との生活を描いた自伝的小説。
互いに尊敬できる隣人との交流、「政治家」らへの当てこすりに混じって、「獲物を狩る時には、必要なだけしか獲らないこと。一番立派なやつを獲らないこと」「生きるための欲(ボディー・マインド)を大きくし過ぎてはいけない、ものごとを理解する知恵(スピリット・マインド)を育てなさい」など、胸に迫る言葉が随所に出て来る。挿絵も素晴らしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヒューマン
- 感想投稿日 : 2019年6月27日
- 読了日 : 2016年11月28日
- 本棚登録日 : 2016年11月28日
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