「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」という言葉、まさに自分が思っていたことだ。ある目的に対してピンポイントで勉強することも必要かもしれないが、それでは視野が偏ってしまう。まったく別のところで学んだことが有機的に関連付いて結果として役に立つ、教養とはそういうものだろう。また長い目で見れば、そういった教養が自分の中できちんと育っているかが人生を面白く過ごせるかを握る鍵になっているように思える。仕事「だけ」に打ち込む人の話は往々にして面白くないものだ。
それにしても、一つのニュースをいろんな角度から見れるなんて面白い。それも池上さんの中でしっかり教養が根付いているからだろう。時に読み返して確認したい本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2014年1月2日
- 読了日 : 2014年1月2日
- 本棚登録日 : 2013年12月31日
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