絵画を読む ――イコノロジー入門 (ちくま学芸文庫 ワ-4-5)

著者 :
  • 筑摩書房 (2022年10月13日発売)
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ハウザー『芸術と文学の社会史』
ゴンブリッチ『美術の歩み』

ゴンブリッチ『シンボリック・イメージ』
「プラトン主義に特有でおそらく東洋にその例を見ないのは、この転変常なき非現実の感覚界の背後に、二番目の、恒久不変の真理の世界が存在するという確信」
→理想的世界の目に見える現れであると考える哲学的伝統が根強く影響していた
→リアリズムの技巧がすばらしいレベルにまで発達した十六世紀が、一方では、さまざまな象徴表現の入り組んだ図像がもっとも発達した時代であった。

静物画→儚さウァニタスの寓意

90
バロックは絵画の歴史の上で、「無限」の空間観念をはじめて創造したと言われている。

ゼノン memento mori
ゼノン派

167
…なんらかの思想やアイディアを、目に見えるものを借りて表現することに画家たちの関心が移ったからである。()その筆頭が実はミケランジェロやレオナルドであるが、かれらは芸術を手のしごとではなく、頭脳のしごとだと考えて、思想家が言葉で考えを表すように、イメージで思想を表現しようと望んだ。

新プラトン主義の学者によるギリシア神話やエジプトのヒエログリフ解釈

フランセス・イエイツ『魔術的ルネサンス』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 美学芸術学
感想投稿日 : 2022年11月12日
読了日 : 2022年11月12日
本棚登録日 : 2022年11月12日

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