さてこの本をどのように紹介すれば適切でしょうか。先ずは章立てと私の一言コメントを見て下さい。
第一章 バイオテクノロジーの世紀
これから起ころうとしていること
第二章 生命の特許権
遺伝子情報は発明か?>専門家の松田さんどう思います?
第三章 第二の創世記
新しい生物
第四章 優生学的文明
ヒトラー・遺伝子病
第五章 遺伝子の社会学
遺伝子情報とリスクマネジメント
第六章 DNAをコンピュータに入れる
目指すはDNAスーパーコンピュータ>田口さん調査対象ですか?
第七章 自然を作り直す
全く新しい生物の誕生
第八章 個人的な見解
ノーコメント
筆者は21世紀がバイオテクノロジーの世紀になると予測し,今起きていること,起ころうとしていることを冷静に紹介しています。しかし,これにはものすごく怖い面があります。読みながら本当に背筋が寒くなりました。どんなホラー小説より怖いことを請け合います。最後に私が最もぞっとした箇所を紹介しましょう。
「少なくとも一人の研究者が言うには,21世紀初めのいつか,彼は人工子宮の中で頭のないヒトのクローンを育てられるようになり,クローニングのために細胞を提供した人物が生きているあいだ,その人の人体部品のスペアとして使えるかもしれないそうだ。」
ウンーン! でも読んでみて下さい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドキュメンタリ
- 感想投稿日 : 2010年6月12日
- 読了日 : 2010年6月12日
- 本棚登録日 : 2010年6月12日
みんなの感想をみる