読書と社会科学 (岩波新書)

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本棚登録 : 510
レビュー : 49
著者 :
オランプラウさん 教養(哲学)   読み終わった 

約30年前既に世俗を離れた日本の経済学における碩学的存在といえる著者。「現実の”モノ”を読む(知る)ために本を読む。」「読んでも読まれるな。」といった言葉が印象的。内なる【概念装置】は、顕微鏡のような物質的外的装置とは異なり、誰もが自分自身で作らなければ本物とは言えないというような、学問を追求する真の意味を喝破する。本作品も当然30年以上前に記されたものだが、現在でも興味深く読むことができた。惜しむらくは、自身(私)がもう少し若かったら、と思うばかりである。巻末に近い「床屋と外科医」の話は、現代では「診断士と総合シンクタンクフェロー」くらいの話にならないだろうかと妄想するも喩えがよくないか。

レビュー投稿日
2018年7月11日
読了日
2018年7月11日
本棚登録日
2018年6月18日
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