麗しのワルツは夏の香り (ライムブックス バ 2-2)

  • 原書房 (2013年6月10日発売)
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本棚登録 : 43
感想 : 9
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バクスタブル家2作目。これも淡々とした作品でした。やっぱりこの作家さんの作風なのかな。ヒロインのキャサリンはしっかりしていて芯が強いお嬢さん。かたやヒーロージャスパーは放蕩者だけど異父妹を可愛がる一面もある、実はいいお兄様…なんだけど、ジャスパーの幼少期のことや心の傷についての説明が上っ面だけで物足りなかった。そこをもう少し掘り下げたら物語に深みが増したのではと。全体としては情景描写が美しく、キャサリンとジャスパーのウィットに富んだ会話が面白かったです。最初の賭けではキャサリンだって無罪とは言えないよね…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヒストリカル
感想投稿日 : 2016年10月20日
読了日 : 2016年10月4日
本棚登録日 : 2016年10月20日

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