世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書 434)

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  • 光文社 (2009年12月16日発売)
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データを検証して政治状況を適切に分析していくという内容には共感。けれど、「小泉政治が不人気だから自民党は政権交代した」のではなく、「小泉以降の総理大臣が古い自民党に戻る政策を推し進めたので有権者は離れた」という分析には半分納得・半分腑に落ちない。たしかに小泉以後の総理大臣にそういう側面はあったかもしれないが、やはり小泉の進めた(と言われる)構造改革路線・規制緩和路線による格差社会の進行は評価されたなかったのではないか。そのことが政権交代の要因になったのではないだろうか。そのことに触れられてないのが残念。

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感想投稿日 : 2013年9月14日
読了日 : 2013年9月13日
本棚登録日 : 2013年9月14日

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