松永久秀の本と聞き購入しました。ページ数も736ページに渡る長編なので、大変期待して読んだのですが。もちろん、ありきたりの歴史小説ではなく最初はとても面白く読めました。恋愛の色が濃いです。そこは良いのですが、三好家にいた辺りまで大変細かく書かれていたのですが、「この男は人のできないことを三つしている。」と信長に言われた部分が、あまりにも端折りすぎていた気がします。あの長いページの中で、9分1程度しか書かれていないですし、非情、狡猾だけの人でないというなら、その重要部分な松永の心理が余りにも詳しく書かれていないと思います。あまりにも前半(?)が濃厚だったので、最後があっさり。人々が悪い噂をしたいた最中、聞き流すだけのような表現だけですし。信長嫌いなら、嫌いなりにもっとそう思わせるだけの文章が欲しかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本:戦国
- 感想投稿日 : 2011年5月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年9月10日
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