個人的に「篠田節子」への期待値は高いので、
これはスケールが小さいし、悪い意味で通俗~。
北森鴻と桐野夏生の村野ミロものをごった煮にした印象。
主人公をサポートする彫刻家が狂言回しだし、
ゲイって設定も「ここ、色恋入りませんから」って
それぞれの言動や心情の描写でわからせるべきところを設定に説明させて済ませてる感じ・・・
弟子が画家の妻に病の進行をものとせずのめり込んでいくさまは壮絶で、これを軸にした話にしたほうがずっといい作品になると思う。
読書状況:読み終わった
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➖2010/01
- 感想投稿日 : 2015年1月6日
- 読了日 : 2010年1月26日
- 本棚登録日 : 2015年1月6日
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