我ながら渋いチョイス。渋過ぎる。
戦時モノだけど、舞台は戦場でなくていわゆる銃後。そして東京やら京都やらの中心地ではなく、樺太や沖縄といった辺境の地。おそらくここに書かれていることは完全なフィクションてはなく、限りなく事実に近いんだろう。同じ戦時中でも場所によって全然扱いや状況も違ったと思われ。
しかしホント、ヒトの命や人権が大切にされるようになったのって、ごくごく最近なんだよね。
気になったのは、戦時中の囚人の扱い。戦争に行かずに済み、食糧難の内地で食事を保証される。それでも「じゃあ悪事を働いて服役しちゃれ」なんて輩がいないのは、誇り高き大和魂が健在の時代だった証…と夫君に指摘され、ハッとした次第。菊と刀ですな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2020/01
- 感想投稿日 : 2020年1月19日
- 読了日 : 2020年1月19日
- 本棚登録日 : 2020年1月19日
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