心は孤独な狩人 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1972年3月25日発売)
4.80
  • (8)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 3
5

これねー。良かったんです。
うんと仲良しさんにしかその存在を教えてあげたくない、ってくらい。

主人公のシンガーは、唖ゆえに周りの人々から各々の”自家製の神”役を押し付けられ。
(「白痴」のムイシュキン公爵を彷彿とさせます)
そして---------------

ラストの始まりからラストの終わりまでが
じっくりと書き込まれていて、そこは
作者のためでも登場人物のためでもなくて
読んでいる私のためで、とても居心地が良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ➖2010/03
感想投稿日 : 2016年2月25日
読了日 : 2010年3月8日
本棚登録日 : 2016年2月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする