哀れなるものたち (ハヤカワepi文庫)

  • 早川書房 (2023年9月26日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 11
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映画観賞後に読んだので映画との対比の感想。
寓話的だった映画と違って「そんなわけ無いだろ」と現実を叩きつけてきて面食らった。
最後にはベラすらも「哀れなるもの」になってしまっている内容で得も言われぬ爽快感があった映画とはかなり違った後味だった。
映画がベラが真に自立していく売春宿での描写を尺を割いたり前夫との対決をベラ単独に描写を変えたのも結末の違いを考えると良い改変だったなと思う。
ただ小説がつまらなかったかというとそんなことはなくとても楽しく読めた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月24日
読了日 : 2024年2月24日
本棚登録日 : 2024年2月24日

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