日本の軍人が中国人二人を助けて、中国本土中を北から南へ走り回る冒険大活劇。景山民夫の克明な情景描写、アクションと抒情の上手くミッスクされた、まるで中国の作家が書いた大作のような、彼の代表作のひとつだ。しかし、最後の最後に、著者のあとがきを読むと唖然とする。そこには中国にはまだ行ったことがなく、一度行ってみたいものだと書いてあるのだ。おそるべし景山民夫。
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2023年7月16日
- 読了日 : 1990年1月1日
- 本棚登録日 : 2023年7月15日
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