建築の勉強中で、つい気になって借りた本。
この人、毎回だけど世界館がすごい。絶対ありえない世界を創造するその感覚がすごいし、そのちょっとヅレテしまった世界に読者を誘う描き方がものすごい。ほんと。
今回なんて、7階で事件起きすぎだから、うちの地区の7階消しますよーっていう政府の意向により、7階消滅。
その時に、7階を消すなーっていう、7階に思いがある人たち有志が集まって、7階残す運動が始まったり。
7階が一日にして綺麗に消えるとかね。なんか、ファンタジーなんだけどリアル。リアルなんだけどありえない、そんな世界観から抜け出せなくなりそう。
廃墟つくる建築家とかね。
もう、設定が独特なんだけど、読んでるうちに普通かな。とか思い始める自分も怖い。そんなとなりの次元で起こりそうなそんな本です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月4日
- 読了日 : 2019年9月4日
- 本棚登録日 : 2019年9月4日
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