Googleの哲学 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房 (2014年8月9日発売)
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本棚登録 : 196
感想 : 14
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日常生活の中で、グーグルのサービスに散々お世話になっていながら、会社としてはあまりいいイメージを持っていませんでした。
それでは、なぜ、この本を読んだかというと、著者の牧野武文さんの他の本を読んだことがあり、それがおもしろかったからです。
この本も大変読みやすくおもしろかったです。
グーグルがどういうことを考え、何をやっているのかがよくわかりました。
グーグルのすべての考え方に賛同するわけではありませんが、参考にすべきところも多かったです。
グーグルやシリコンバレーでITの起業家を目指す若者たちには悪い人がいないという話が、意外にも説得力がありました。
彼らは「パイは無限大に大きくなっていく」と信じていて、他人の足を引っ張ることよりもアイデアを共有することによって、新たな発見やチャンスが巡ってくることを大事にしているそうです。
日本は人口が減少して、さまざまな分野が縮小傾向にありますが、これからは狭い世界での足の引っ張り合いではなく、みんなの力を合わせて広い世界に飛び出していく彼らのような姿勢を見習うことが大事だと感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年3月29日
読了日 : 2020年3月29日
本棚登録日 : 2020年2月9日

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