科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)

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  • 宝島社 (2008年8月8日発売)
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感想 : 36
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世間一般で常識的に認識されている「地球温暖化=二酸化炭素」原因説に異議を唱えています。
私自身も他の方の著書を通じて、この認識を改めさせられたことがあります。
過去に著者と同じような見解の方が書いた本の内容と一致する部分もありつつ(地球は寒冷化に向かっている)、別の情報も盛り込まれていて興味深かったです。
本書によれば、地球の気温が宇宙から注がれる宇宙線量によっても左右され、太陽の状態に大きな影響を受けるとのことです。
本書では、地球温暖化よりも化石燃料の枯渇、その後に続く、食糧危機、戦争の問題と言った多くの問題についての提案がなされています。
この問題を解決するためには、世界統一国家を作って、統制していく必要があるというのが著者の主張です。
個人的には、この意見に全面的には、賛成しかねるのですが、たとえ反対意見を持っていても、一読する価値のある主張に感じました。
確かに著者の言うように、世界的に見れば、今後、爆発的に増えていく人口に対して、どのようにしてそれを養っていくかを考えれば、「こうすればみんなが幸せ」というような解答は出せません。
少なくともこの問題に対して、人類は思考停止してはならない、そう感じさせる内容でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年11月8日
読了日 : 2020年11月8日
本棚登録日 : 2020年11月8日

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