カーネマンにドーキンス、現代ビジネスマンなら知っているであろう二人のエピソードが扱われる本書は「限界」シリーズのなかで一番とっつきやすいかもしれない。
エルサレムのアイヒマン、核抑止力、あとがきで言及される震災。
「感性」が極端に振れてしまうテーマにも踏み込んで扱う本書は、「なるほど」と関心する対象であったこれまでの限界シリーズとは趣が異なり、まさに感性に訴えかけてくる場面が多かった。
哲学的思索にふけりつつ、道徳的探訪へ想いが至る本書からは学ぶところが多い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年11月29日
- 読了日 : 2019年11月29日
- 本棚登録日 : 2019年11月29日
みんなの感想をみる