探偵小説として読んではいけない。これは書痴のための書物なのだから。黒死館の図書館に所蔵されている、稀覯本の数々を吟味しながら歩くためのガイドブックなのである。その意味でも、私は松山俊太郎校訂版を推奨する。松山俊太郎は「黒死館殺人事件」のビブリオグラフィーを作成しようと長年考えていたそうである。また、このヴァージョンは「青空文庫」でも公開されている。
読書状況:読み終わった
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bibliomania
- 感想投稿日 : 2010年5月18日
- 読了日 : 2010年5月18日
- 本棚登録日 : 2010年5月18日
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