海 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年3月2日発売)
3.65
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本棚登録 : 2947
感想 : 300

海が眩しい季節になったので選んだ
小川洋子作品はエッセイに次いで2作品目
出てくる子ども達の愛らしいこと!

『海』義理家族との居心地が定まらない感じ
泉さんの年の離れた弟さんとその後の交流はどうなるかしら
『風薫るウィーンの旅六日間』観光できない「私」に気の毒さを感じながらも、どういう結末なのか読み進めた。「そこに立ち会った者だけが引き受けなければならない種類の、痛みがあるようだった。」そうそう、わかるわかると頷いていた。結末は
えええ!と前を読み返してしまった。
『バタフライ和文タイプ事務所』文体、会話、漢字だけでこんなに妖艶なるとは!
倉庫の管理人の彼、欠けた活字を埋葬する小箱を手作りするなんて素敵すぎです。「手を焼かせる活字の方が、情が移っていとおしくなるくらいです。」使っていない脳のいろんな場所が活性化されるよう。
『銀色のかぎ針』「編み物をする人はいつでも、自分以外の誰かのために何かを編んでいる。」確かにそうですね!
『ガイド』困ったとき助けてくれる小母さんみたいな存在になりたい。ママの仕事に対する「僕」の敬意に癒される。素敵な旗ができますように。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年7月2日
読了日 : 2022年7月2日
本棚登録日 : 2022年7月2日

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コメント 2件

naosunayaさんのコメント
2022/07/18

海が眩しい季節になったので、っていいですね。

☆ベルガモット☆さんのコメント
2022/07/18

naosunayaさん こんばんは

はじめまして、コメントありがとうございます。
多くのいいね!をありがとうございます。
図書館で彷徨っていたところ、『海』という一文字でこの本に呼ばれた気がしました。
予想していたものを軽く飛び越えた物語でしたが、良かったですよ

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