「マーケティングって何だろう?」という気持ちをすっきりさせてくれる一冊です。本書は、マーケティング初心者向けに書かれていますので、出来るだけ平易な文章で書かれていますし、1時間程度でサラッと読むことができます。
需要を喚起するためには、ターゲットを絞ることから初め、そのターゲット(お客さま)に対する期待値を上回るよう努力することが必要です。そのため、製品開発や、製品を提供する仕組みを考える必要があるんだと再認識できました。また、ブランド作りの重要性についてもイメージすることができました。4Pや4C、その他、もう少し深いところについては、ほかの本を手に取る必要があるかと思います。
それ以上に重要なことは、「お客さまのことを考えること」。いや、わかっているつもりなんですが、これを実際の業務で発揮することが難しい。これは、製品を購入してくださるお客さまのことだけじゃないと思うわけです。つまり、上司からの指示も、これはお客さま(クライアント)からの依頼と捉えることができると思うんですよね。上司が求めていることをよく聞き、その期待度を上回る成果を出すことも、マーケティングじゃないかと。
なんにせよ、本書を絵本と馬鹿にすることなかれ。マーケティングに興味がある方×初心者であれば、是非手にとってみてください。
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カテゴリ:
マーケティング
- 感想投稿日 : 2009年9月20日
- 本棚登録日 : 2009年9月20日
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