印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版 (2011年6月8日発売)
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作品の背景を知ることは、審美眼の障害になりうるか、って問題にも触れてまして、本作の出発点からして大事なポイントをもとにしてらっしゃる。ちょうど日本が開国した時期でもあり、浮世絵なんてのが向こうでは重宝されてたんですね。ゴッホもその辺について興味あったそうですし、密室の印象が強い印象派ですが、歴史的なダイナミックというのが何気にある、のは意外です。カラーで多数の作品をチェックできるのもよろしですし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典・哲学・他学術系
感想投稿日 : 2015年10月28日
読了日 : 2015年10月28日
本棚登録日 : 2015年10月28日

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