壮大な法螺話。500ページあるが、すいすい読める。アトラクション・イベントの紹介という形をとりながら、著者の奇想を次々と披瀝しつつ、「快楽」について哲学する。比較するのは適当でないかもしれないが、乱歩の『パノラマ島奇談』を思い出した。『ゼウスガーデン』の方がクールだが、『パノラマ島』の方がねっとりして印象的だ。それぞれの作品が背景としている時代が違うからだろうが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年3月6日
- 読了日 : 2012年3月4日
- 本棚登録日 : 2012年3月6日
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