ヴィクトリア朝英国人の日常生活が、起床から就寝までという1日の流れに沿って書かれている。
上流階級の場合、労働者階級の場合、北部の場合、南部の場合など、それぞれの階級や地域、また年代ごとの生活の質や状況、食生活などの違いが詳しく説明されていて、各章がそれぞれとても読み応えのある内容だった。写真や当時の雑誌の挿絵などの資料もあり、当時の生活を想像しやすい。
さらに、歴史研究家である筆者が資料をもとに当時の生活用品を手作りし、実際に試してみたという体験談が随所に書かれていて、とても興味深く、そこまでするんだ!と筆者の探究心に驚く一冊でもある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
英国
- 感想投稿日 : 2020年5月28日
- 読了日 : 2020年5月28日
- 本棚登録日 : 2020年5月28日
みんなの感想をみる