- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005009275
作品紹介・あらすじ
「自分の育った地域なんてたいしたことないですよ」と言い捨ててしまう若者は多い.本当にそうなのだろうか? どの地域にも固有の歴史や文化があり,人々の営みがある.それらを知っていくことで,自分や社会,そして未来が見えてくると著者は説く.調査実習の手法や体験をふまえ,時間と空間を往来しながら,地域学の魅力を伝える.
感想・レビュー・書評
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自分の興味のある地域を絞って、歴史を学ぶとその地域の成り立ちが分かる。そうすることで意外な発見も生まれるであろう。まずは自分が住んでいる地域の歴史から興味を持ってみる。
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自分の住む地域や関わりのある地域を、この本で紹介されていた方法で、調査しまとめてみたい。調査の非常に具体的な方法が易しい文章で書かれており、地域学を始めはじめたくなる本。
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地域学について中高生に説明するために具体的な事例から方法までを紹介している。小学校の社会科や総合的な学習の時間から地域学を始めてはどうかと思った。
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書店でこの本を見て購入。自治体側の人間なので、地域の調査の流れを知っておきたかった。
1~3章は地域の考え方と成り立ちについて、最後の4章で地域を調べる地域学の調査方法について解説している。
明治の近代化以降、効率的な発展が望まれ、これまでの地域特有の職業や生活が大きく変わりその存在が見えにくくなってしまった。しかし地域は日本社会を維持していく機能を持っており、今後の社会を維持していくうえで基本的な要素、土台となる。その地域について考えていくことを投げかけたのが本書。
調べ方の流れもわかってよかった。ただ家制度はあまり自分の好みではない、家と地域についてどう考えようかな…