記念すべき人気シリーズ第一作はタイトルそのまま。
シリーズ全作を読んで、またこの作品を読むと、
当たり前だが、登場人物がまだまだ若い。
(どこぞのテレビアニメとは違い、
こちらの作品では皆、ゆったりとはしているが、
しかと年を取る。)
シリーズ最終巻となる「浮沈」の際、
主役の秋山小兵衛が66歳になっているが、
こちらの第一作の時は間もなく60になるか、
といったところ。
息子の大治郎は25歳、まだ独身で、
剣術の道場を開いて入門者は誰もいない、って状態。
これから6年間の間に、
この剣客親子がどのような活躍をして、
どんな人々が家族として、仲間として、
彼らの人間関係、交流関係の輪の中に加わるのか、
どんな敵が彼らの前に現れ、ストーリーに華を添えるのか、
彼らの先にはどんな展開が待ち受けているのか、
この後の作品を読む事が楽しみになる「始まり」の作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
池波正太郎
- 感想投稿日 : 2008年11月28日
- 読了日 : 2006年12月3日
- 本棚登録日 : 2008年11月28日
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