バカとテストと召喚獣9.5 (ファミ通文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年6月30日発売)
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本棚登録 : 1003
感想 : 51
3

読書録「バカとテストと召喚獣9.5」3

著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫

p136より引用
“まずは手本として私にとって必要な情報を
残したものを次のページに載せておく。
文月学園教師にとって大事な話の
要点のみを残したつもりだ。
胃薬の広告が残っているのは……気にするな”

目次より抜粋引用
“僕と子供と召喚獣
 僕と姫路さんとある日の昼下がり
 僕と土屋家と揺れない心
 俺と喧嘩と不思議なバカども”

 成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
幕間や過去を描く短編集第4弾。通算13巻目。
 放課後、教室を訪れた学園長の頼みを、一
太刀に断るFクラスのいつもの面々。過去の出
来事のような事態にはならないと依頼を続け
る学園長、しかしてそのないようは…。(「僕
と子供と召喚獣」より)

 上記の引用は、学園新聞を使って、情報の
取捨選択について教える幕間コラムでの、鉄
人先生の台詞。
自分の思い通りにならなかったら、文句ばか
り言ってくるような親も多いそうで、今どき
の教師も大変そうです。子供の教育を任せる
人のなり手が少なくなれば、いずれ自分たち
に負担が回ってくるでしょうから、不満の解
消には程々の譲歩とすり合わせが大切そうで
すね。
 いつものようなにぎやかな日常、主人公た
ち主要登場人物の出会いが描かれています。
ここまでシリーズを読むと、誰か愛着のある
キャラクターが出来る人も多いのではないで
しょうか。この巻では、ムッツリーニと坂本
雄二がより多く取り上げられているので、二
人のファンは外せない巻でしょう。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2020年10月7日
読了日 : 2020年10月7日
本棚登録日 : 2020年10月7日

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