聖書に関して興味のある人間であれば、一度目を通して
おかなければならない、必携書とでも言える内容だった。
他人の著作や見解を否定する厳しさが少し気にはなるが、
それも著者の誠実さの現れなのだろう。この本を読むと
いかに聖書が多層的で多重的で1冊の本として簡単に括る
わけにはいかないかということがよくわかる。もっと早く、
聖書に関して勉強してみようと思ったその当初に読むべき
本だった。745ページという大著だが、それだけの価値の
ある本である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文
- 感想投稿日 : 2019年7月14日
- 読了日 : 2008年1月9日
- 本棚登録日 : 2019年7月14日
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