久しぶりに吉本ばななさんの小説を読みました。
この小説に限ったことではないけれど、吉本ばななさんの本を読むと『そのままの自分でいいんだよ』って閑かに肯定してもらえたような気持ちになる。
すごく感動して涙したり、幸福な気分に包まれるような読書体験とはまた全然違った独特の甘みみたいなものが残る。
この小説の中では特に、主人公二人の出会いからお互いを気にかけるまでの描写がとても好きだった。昔、同じような経験をしたことがあったけど、その自分の経験までも、より一層美化されるような感じがした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月7日
- 読了日 : 2019年7月7日
- 本棚登録日 : 2019年7月7日
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