すっごく面白かった。
ただ、政治的サスペンスであるため、政治的思想もやはり存在している。この作品のリアリティさに引き込まれずエンタメとして見るべき姿勢も必要であると考える。
作品内で腑に落ちたこととすれば、アメリカの敗戦・隷属国である日本を、去勢された牛と表現したことである。
去勢された牛とはまさに「従順で、人間に美味しく食べられる為だけに改良されたもの」である。
メディア、軍事、政治など、多方面でアメリカに骨抜きにされ続けている日本、そして国民を表している。
そんな中でも命を賭して、日本を独立せんと奔走した人たちの物語である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月13日
- 読了日 : 2024年3月13日
- 本棚登録日 : 2024年3月13日
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