あまりにも映画が素敵で観てからも余韻が抜けず、本屋で文庫を見かけて迷わず手に取った。
過去の事を美化し過ぎているとかこの本に限らず言われる事だが、美化したいと思うほど大切な経験をできて羨ましいと私は思う。過去を懐かしい、戻りたい、戻ってあの瞬間をやり直したいと思う事がいけないのか。話しは変わるが、恋愛においての好きの定義は凄く難しいと思う。この本では嬉しいこと悲しいこと(省略)を共有したいと思ったらそれは好きということだ、と言われているがそれもある種の恋愛としての好きに値するかもしれないが、それだけではないと思う。好きな人に悲しいことを共有したくない、実際に共有できなかったし想いも伝えられなかったったけど、間違いなくあの時君を追いかけていたのは過去で一番の大恋愛だった。あの時、君に正直に想いを伝えて実って付き合えていたとしたら、あの時のキラキラした思い出として残っていなかったかもしれない。
結論を言うのにダラダラしてしまったが、人は手に入らなかった物を美化して懐かしむものなのでは無いかと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月15日
- 読了日 : 2022年8月15日
- 本棚登録日 : 2022年8月13日
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