データでよみとく 外国人“依存"ニッポン (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2019年10月16日発売)
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感想 : 13
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日本の技能実習生制度が、海外から人道的ではないという批判を時々目にするので、関連するトピックとして気になり手をとった。

本書のうち技術実習制度についてのウェイトは大きくなく
どちらかというと日本への移民をとりまく様々な課題にフォーカスをして描写。

今まで知らなかったけれど日本は世界の仲(OECD諸国内)では上位4位に入るほど移民を年あたり受け入れている(約40万/年)

また移民で入ってきて日本国籍を持たない中で生活するにあたっての不便さなどについてもかいてある。
例えば、日本国民以外(外国籍)は義務教育は存在しないので、小学校などに通わせるにも学費負担が大きかったり、学校にも通訳がいないため初等教育を十分に受けさせることができない、、など。

自分が日本国籍だからか、外国籍の人に向けて考えることは少なかったけれど
今後移民が増えていくことを考えると、現在の課題やこれからどうしていくべきかなどについてもっと知っておくべきだと感じた。

特に自分が住んでいる地域の外国人比率を調べていると
10%を超過しており、そのうえ比率も増加傾向となっており他人事ではなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: kindle
感想投稿日 : 2021年12月31日
読了日 : 2021年12月30日
本棚登録日 : 2021年12月30日

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